考えた事

家の中心に大きな木を植えた。
太陽光が入り、風が吹き抜ける吹抜けの空間は、木の為の部屋である。
各室は木の部屋に面し、あらゆる角度から木を眺める事が出来る。
各室への移動は木の部屋を通る。
木の部屋の通路は土間になっていて、中だけど外の様な空間だ。
旅館に泊まった時に、温泉へ移動する時の様な、部屋の外の建物の中、みたいな感覚。
この外の様な中の空間がある事で、各室は不思議な距離感となった。

家の中に木を植える メリット
木と家族のように仲良くなれる。
不思議な空間体験。
デメリット
木の設置や剪定、水やりや落ち葉の片付け、虫対策など、管理が大変そう。

自分の家なら良いと思うのだが、あまりオススメは出来ない。

2020年3月  建築家 三田 真臣